Handmade CRAFT

上川町 RedAlderPromotion 2022. 森と木とクラフトマンシップ

CRAFT HOUSE&PRODUCTS

北海道上川地域で作るクラフト製作の取組


森林に恵まれている上川町では、クラフトや家具を作られる事業者さんがいません。しかし北海道上川地域には、旭川家具をはじめとした素晴らしいクリエイターがたくさんおられます。得意なことで森に関わっていく。ここでも、多様性が見られます。

灯りのたね

旭川市東旭川の工房「灯りのたね」。なんとも気になる名前ですが、木をまとった照明器具の優しさに魅せられ、作り続けていることをあらわしています。
寝る間際の真っ暗なお部屋。お子様がこのふんわり灯る優しい照明とご両親の愛情を感じてすやすやと安心して眠りにつくことをイメージして作っています。
ハンノキのシェードは光を通しづらいことに苦心しましたが、お客様に満足いただけなければ上川の森も守れない。お客様も森林事業者も自分もみんなで喜びを分かち合いたいです。

笹原木工芸

旭川市にある笹原木工芸は、1970年に創業してから40年以上手づくりにこだわり続けています。家具の下請けとして、持ち手や木の壷やコブ工芸のものを得意としてきました。
近年では海外でも評価されているコマや、木のコップなどを得意としています。
上川町のハンノキは軽くて目地が面白いと、回る旋盤に刃物を細かく充てるこだわりの作業で最も得意とする20種類のコマ、小さなこけしやコーヒーカップをに製作しました。
上川町産の木材が手に入るなら使っていきたいですね。

高橋工芸

1965年に旭川で創業。創業時は家具の脚(飾り柱)などを手がけていました。1980年代からのカップやシュガーポットなどテーブルウェアを製作し始め、いまや旭川の木製テーブルウェアの定番ともなりました。
今回はハンノキでお皿を作りました。ハンノキはRedAlderというだけあり、赤い木目が特徴的。使う材によって同じ木目や色目は様々ですが、世界に一点の製品を選ぶ楽しさを感じてほしいですね。代々に渡ってご利用いただければ幸せです。

丹野製作所

旭川市桜が丘で、「仕掛けのある木の文具」など遊びをテーマにご夫婦で作品の製作を続けています。
ハンノキの名刺ケースは、木目が自然そのもの。普段使わない虫食い跡なども、木の育ち方がイメージ出来たり身近に感じます。笹原木工芸さんとの合作でこけしも作りました。
少しづつ木が手に入れにくくなっているのをじわじわと実感しているところ、できるだけ地元の木を使い続けたいという気持ちのなかで今回のプロジェクトは私たちの気持ちと一緒でした。

木ライフプロダクト

大手電機メーカーで企画設計やプロダクトデザイナーとしての経験を経て、やはり手づくりへのこだわりから東川町に工房を設立。
普段は木製スマホ用スピーカーやテーブルなどの製作を手掛けていましたが、今回のプロジェクトでは昨今流行りのカーキャンプ製品を作成。ハンノキの軽さを活かして車載のスツールやキャンプテーブルをご提供します。使われてない材料を活かすのは人間の知恵で、知恵を出し続けなければ森林資源も枯渇してしまいます。